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Friday 29 June 2012

スウェーデン海賊党「#著作権 業界vs自由権」#acta #ダウンロード刑罰化 #OpJapan

Rick Falkvinge さんの講演 2010/6/17
Mobile Monday Amsterdam
アムステルダムの携帯電話関連ビジネスの組織です。
これはCREATIVE COMMONSです。(再利用可能)
私の字幕も転用、流用、自由です。(だた、一応、youtubeのビデオへのリンクを漬けてくださるとうれしいかも。字幕の間違い訂正、改善などもあります)







現在、世界中において、政治的にビジネス事業的にも、ビジネス全般において(著作権について)対立が激化しています。なぜでしょうか?とっても退屈なテーマの感じられませんか?ここには歴史的に興味深い平行した出来事があります。

私はシェルター(避難所)と風車について話をします。まず、最初に私達の組織について、簡単に紹介します。私の組織はスウェーデン語でPiratpartietで、海賊党です。現在40カ国に存在しています。ここのオランダもです。Piratenpartij です。私達は2006年1月1日に設立されました。前回の選挙で、初めて選挙した人たちからの最大の得票を獲得して、全ての既成組織に大衝撃を与えました。私達の選挙活動の予算は厳しくたった5万ユーロでした。既成政党の予算は全て合わせて600万ユーロでした。私達は彼らを打ち負かしたのです。

さて、どのようにしてやったのでしょうか?まず、私達は市民の自由権運動であるということです。私達が戦っている政策は、もし皆さんがネットをよく利用していれば、とてもまともで、道理にかなっていると思う範囲のことです。ということは現在の業界から強く反対されています。


市民の自由権運動

政府の透明性
市民のプライバシー
通信の秘密
表現、意見の自由
創造に対しての自由
投資に対しての自由
オンラインとオフラインに対して同一の法を執行


ここに美しい(ネットの自由と市民の自由権の)太い結びつきが存在します。
私達は創造への自由のために戦っています。
私達は発明への自由のために戦っています。
なぜなら、政府はそうしないからです。

(政府などに指名された?)委員会での発明に対する実績は極めて貧しいものです。今回の講演でもっとも重要なことはネット(オンライン)とネット以外(オフライン)に対して、同一の法が適用されるべきだということです。そうですよね。でも、どうやら、政府はそうしていないようなのです。

まず、歴史的に見てみましょう。私達はここには携帯ゲームの流通のテーマで集まっています。ですから、つまらない歴史の授業にならないようにしましょう。以前のゲームの流通について話をしましょう。著作権の点や、どうやって流通させていたかという点についてです。文化、知識、商品、コンテンツという点からです。著作権法を見てみると、著作権法はとくに新しい存在というわけではないのです。以前にも(著作権をめぐる戦いは)起きたし、また将来起きるでしょう。

さあ、それはいつからでしょうか?それは○○までさかのぼります。1453年まで戻りましょう。世界を揺るがした発明がありました。そうです。印刷機の発明です。この時点で、カソリック教会は、世界の知識と文化としての活動が完全に阻まれたのです。宣誓証言すれば、教会のための法律を作成する必要はなかったのです。なぜなら、政治家の知っていることを支配できれば、政治家は決して、教会に反対をすることはなかったのです。

この印刷機よって、カソリック教会による世界の知識の独占が壊されたのです。カソリック教会はパニックに陥りました。僧侶は手で本を写していましたから、彼らにどうやって給料を払うかということから、もっと極端なことでは異教徒への対応なんかについてです。カソリック教会は1535年フランスで印刷機をどうにか禁止したのです。フランスはヨーロッパで印刷機が合法化された、最後の国のひとつです。追想的ですけど、馬鹿げた話だと思いませんか?知識と文化においての権力争いはたった今でも起きていることなのです。

創造に対する自由、発明に対する自由、研究調査に対する自由に対して、権力闘争をしているときに起きることなのです。もし権力に対抗するような発明をすれば、彼らはそれを制圧しようとします。これは歴史上多く起きてきたことです。

イギリスはこのフランスでの禁止が効果的ではないことに気がつきました。というのは、多くの海賊出版社がフランス国境周辺にでき、フランスに出版物が持ち込まれました。需要が大きかったのです。イギリスは異なったアプローチをとりました。印刷機を禁止にはできない。大変大きな要求があったからです。メアリー1世プロテスタントが嫌いでカソリックを再導入してました。(プロテスタントを弾圧したため)「ブラッディ・メアリー(血まみれのメアリー)」と呼ばれました。

産業界と全面協力しないとならないと気がついたのです。アン女王は印刷ギルトである、文房具ロンドン会社というと次の合意をしました。「あなたたちには国内の印刷物の独占を認めましょう。他の出版社の出版物は燃やしてもかまいません。そのかわり、私達の検閲メカニズムを導入します。私達が何を印刷するかを決定します。その中で印刷したいものはなんでも印刷してくださって結構です」 こういう内容です。そして、発明の自由、創造の自由は死んだのです。この独占は1557年に実施され、著作権と名づけられ、現在まで続いています。


話を進めます。文化と知識に対する、カソリック教会によるの束縛は敗北しましたが、皮肉なことに著作権ロビイスト、出版社がこの役割を演じることなります。1849年、我々の文明における文化的自由に取って大きな出来事があります。図書館です。イギリスはこのことを考え始めていました。金持ちは多くの本を持っていましたが、本を持っていない人々に貸していたのです。この時代、典型的な世帯は4冊の書籍を所有していました。農民は収穫に対する小冊子を持っていました。聖書、ルターの宗教改革書、そして、歌の本です。この時代、典型的な世帯は4冊の書籍を所有していました。農民は収穫に対する小冊子を持っていました。聖書、ルターの宗教改革書、そして、歌の本です。


本の貸し出しは金持ちの特権だったのです。そこで政治家は金持ちだけではなく、公的な図書館を作ればよいと考えました。出版社は完全に気が狂ったように大騒ぎをしたのです。「本をただで読ませるなんてさせるわけにはいかない。ただ読みさせれば、本を執筆して二度と生計を立てられなくなる。公的図書館ができれば、新しい本は一冊も書かれなくなる」と言ったのです。


イギリスの政治家は一般大衆が知識(情報)にアクセスすることは出版社の独占より、社会にとって大きな価値があると理解したのです。1850年に公立図書館を開設したのです。その後も新しい本が出版されたのはご存知の通りです。この議論はインチキだったし、現在でも過去同様にインチキだということです。出版業界は常に彼らの独占対する脅威を一つ残らず、禁止しようとしました。


図書館、 自動ピアノ、ラジオ放送、テープ録音機、コピー機などなど、ビデオ録画機、そしてmp3プレーヤーです。



1849年 図書館
1905年 自動ピアノ
1930年 ラジオ放送
1950年代 テープ録音機
1960年代 コピー機
1980年代 ビデオカセット録画機
1997年 mp3再生機

ここに大きな矛盾があります。そこで私達が登場したわけです。私達は発明の自由、創造の自由のために戦っています。私達は市民の自由権運動なのです。

というのは著作権との戦いは数字、パーセント数字や利益がどうのということについてではないのです。

私達はオンライン(ネット上)とオフライン(ネット以外)で同じ法律が適用されるように戦っています。もしこれを強制すると、あなたはメールを開くことができなくということです。そうでしょう?あなたは秘密である内容を郵便で送ることができますが、他(ネット)ではできないということです。郵便では通信の秘密を破ることは不法なのです。

オンラインのチャットも同様です。ビデオテープもです。ビデオで取らなければ、私的な会話の内容をことはできないのです。(人の会話を盗聴録画する行為は不法であるのに、オンラインのチャットを記録できるというのは矛盾していると指摘しています。)

匿名性についてもそうです。郵便ならば、あなたは自分だ誰であるかを公開することをあなたが決めるのです。匿名性についてもそうです。郵便ならば、あなたは自分だ誰であるかを公開することをあなたが決めるのです。

私達は同じルールがオンラインでも適用されることを要求しています。そうしなければ、どうやって、情報の提供元を保護できるのでしょうか?郵便での秘密性と同じです。私達はメッセンジャー(伝達者)の免責を求めています。メッセンジャー(伝達者)は密封された手紙の中における違反行為の免責の権利を求めています。著作権ロビーはインターネット運営者がユーザーの行為に対して責任を取るように激しく攻撃しています。多くの事例があります。

もしも郵便事業者が郵便の中身に責任を負うことになれば、電話や郵便システムを停止しなくてはなりません。スウェーデンの郵便サービスはスウェーデン国内の麻薬の最大流通者です。紛れもない事実です。

私達はコニュニケーションの自由を要求しています。検閲されるべきではありません。政治家はインターネットは現実とは異質なものと理解しがちです。携帯での流通についてもです。

彼らは子供から取り上げるべきおもちゃの様に見ています。インターネットはよくないものだと。よいものです。インターネットは電気や水道と同じくらい重要なものです。テレビや固定電話会社以上に重要です。

「なんですって?彼らに教えてやれ」ですか。その通りです。教えてやる一番よい方法は、政治家になることだったのです。彼らが気がつかせるにはこの方法しかないのです。

プライバシーの権利です。これも同様に何よりも市民の自由権の運動なのです。もしも政府があなたに対して利用したければ、携帯電話経由であなたがどこにいこうが追跡できます。もしも、政府が望めば、あなたのコンタクト先、GOOGLEやYAHOOで行ったすべての検索についても調べられます。

私はここでは著作権についての戦いを取り上げていますが、EUのData Retention Directive(データ保持条例)は携帯電話のすべてのログを残すように定めているということには気がついて頂きたいです。私はここでは著作権についての戦いを取り上げていますが、EUのData Retention Directive(データ保持条例)は携帯電話のすべてのログを残すように定めているということには気がついて頂きたいです。

というのはファイル共有は決して止められないのです。無理なことです。カセットテープで音楽交換をしているときまで戻ります。そして、プログラムの交換を行うようになり、インターネットがはじまりました。

数年前に、携帯上でオープンプラットフォームはブルートゥースでのファイル共有になると予想しました。私はここに座って、ボタンを押して、この携帯のコンテンツを共有させれば、この部屋の人はだれがだれに何を送ったかは分からないのです。

それをどうやってとめられるというのですか?できません。完全にインターネットを停止するしかないのです。私は正しかったのです。アンドロイド1.5ではブルートゥースのファイル共有でした。残念ながら、HTCではうまく作動しませんでした。

HTC Desire(機種名)はハードディスク並の容量をもっているのです。Napsterが出現したみたいに、急激に拡大するのです。オープンプラットフォームはこのビジネスを興味深いものにします。著作権ロビーはファイル共有を止めるために、インターネットを殺そうとしています。携帯ビジネス事業もです。現在の文化と知識を束縛している業界はみなさんの携帯ゲームの配給を止めようしています。

たとえば、先週あった、オランダの判決です。判事は「ファイル名について話をすることは、法的には無料ダウンロードのホスティングと同じである」と言っているのです。正気でないとしか言い様がありません。これはロビーが成し遂げようとしていることです。彼らはを制限し、自分達が過去に持っていた発明し、創造する権利を制限しようとしているのです。後で分かったことは、2,3時間前に分かったのですが、この特定の判事は、著作権ロビーの法律家と共同のビジネスをしていました。これはあした大きなスキャンダルになるでしょうね。

このようにマーケットが政治的ゲームになっています。2,3の非常に強力なプレーヤーが市場を支配していて、それを使って法律を作ろうとしています。何のために私達が戦っているのか?難しいロケット工学ではないのです。これが著作権についての問題です。



郵便の秘密
匿名性
メッセンジャー(配送者)の免責
コミュニケーションに対する自由
プライバシーの権利

ロビーイストたちは4%の損失だとか、昨年の四半期(決算)のまとめだとか、想像上あったとしての利益だとか、そういうのを信じさせたいのです。

この戦い(ゲーム)は政治的なものになってきています。基本的な市民の自由権は、崩れつつある独占を保護するために、徐々に失わせるか廃止する必要があると言っているのです。これはヨーロッパ議会によっては破棄されようとしているのです。

これだけではありません。私達は次の世代の仕事についても戦っています。みなさんは先駆者です、事業家です。事業家にとっても問題なのです。創造に対する自由、発明に対する自由のことです。

そうするためには、きちんと機能する市場が必要です。もしそうでなくて、前世代の産業が、政治家を使って、彼らの独占を法律化してしまったら?彼らは今まさにそうしているのです。

みなさんはいつでもモノをただで配ってしまって、どうやってビジネスを作り出すのだと質問するでしょう。Metroに質問してください。あるいはただのモノに対抗して売りたいのであれば、VolvicやEvianに質問してください。このビジネスはうまくいっていることが証明されているのです。ロケット工学(複雑でわかりにく話)ではありません。

ですから、私達は事業者にふさわしい状況が必要です。創造に対する自由と、発明に対する自由です。そうでなければ、重要な市民の自由権が犠牲にされるのです。(時代遅れの)恐竜によってです。もしも恐竜が自分達のビジネスを運営するのに、市民の自由権を減少させたいのであれば、申し訳ないですが、死んでもらうしかありません。

これは実用的なことで、簡単なことです。これは政治的な戦いです。市場の戦いの感じられますが、政治的な戦いで、裁判所や選挙で行われています。

みなさんは二日後に選挙があります。オランダ海賊党にとってもっとも小さな勝利はショックの波を世界中に伝えることです。アニマルライツ党が前回の選挙で1,2議席当選したことを聞きました。全ての彼らの政策を政党がまねて、得票を減らさないように死に物狂いになっています。

このようなことが世界中で起きていると想像してみてください。もし、海賊党が一議席獲得すれば、このようなことが起きるのです。このような話が話されるようになるかもしれません。

そのことは政治家に伝わり、地球規模でのインパクトを与えるのです。私はスウェーデンからここ(オランダ)にきてるのは、世界がこの問題について、オランダの選挙を見ているからです。

さて、シェルター(避難所)と風車の話です。あなたは、シェルターと風車のどちらを建てますか?これは中国の諺からきています。

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(質問はございますか?)


(私はプロデューサーです。数十億利益をあげていたとしまあげていたとします。これから、より少ない利益をあげることを受け入れるか、あるいは利益を上げるために作り方を変えますか?)


質問を繰り返します。どうやってプロデューサーは利益を上げるか?ということですね。まず最初に、これは政治家の問題ではありません。ソ連ではあなたはスターだ、どのようにに人生を送り、このように働けというかもしれません。あなたは芸術家のようなものです。ギターを演奏するようなものです。このように演奏しろとソ連ではいえるかもしれませんが、市場経済では政治家の仕事ではありません。


政治家の仕事は、民主主義の基礎を成す、市民の自由権を保護することです。二つ目ですが、全く問題はないのです。2009年のハリウッドは最高の業績の年で、2008年の記録を更新しました。音楽分野の収入はナプスター出現の1999年から一貫しています。しかし、レコード(CD)の売り上げは衰退しています。


このことは大変肯定的なことです。なぜなら、寄生的仲買人が90%の口座を吸い取っていたのです。もし全体の収入が同じだとしたら、実際同じです、仲買人が消えてしまえば、アーティストにもっとお金が届くのです。そのとおりです。


三つ目に、もしもそれが問題だとしても、いや、言い直します。もしもプロデューサーが利益を上げられないとしたら、何が起きるかということですが、「私達は創造することが大好きだから創造する」という最も基本的な人間の事実を無視しています。


だれかが自分のガレージで宇宙船を制作するかもしれません。それはばかげているほど、かっこいいことです。偉大なる発明にお金(利益)を必要だというのはライナックスやウェキペディアのようなことを無視しています。私達は洞窟で13千年前に壁画を制作して以来、文化を創造してきたのです。(利益を上げられないとしても)私は問題だとは思いません。